第一章 そこで待っている

4/23
前へ
/549ページ
次へ
「あの、ここは、どこでしょうか?」  俺が炬燵から降りて質問すると、ノートに文字が綴られていた。 その文字はやや癖があるものの、読みやすい字で丁寧に描かれていた。 『死保留中探索調査委員会』  これは中国語であろうか、漢字の意味は分かっても、内容は全く分からない。 「何をする所なのでしょうか?」  そもそも、俺はどうやってここに来たのか全く覚えていなかった。
/549ページ

最初のコメントを投稿しよう!

308人が本棚に入れています
本棚に追加