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(…助けて、)
痛い。苦しい。涙が止まらない。人を苦しめた罰があたったのだろうか。なら、いっそこのまま犯された方が。
そんなことを頭の隅で考えていると、ぐっとズボンを脱がされた。
男達は興奮している。男たちの生臭いものを掴まされ、顔に押し付けられ。体液を身体にかけられる。無理矢理下着も脱がされ、反応もしていないものを擦られる。
「ぃ…や、やめ…」
乱暴に擦られ赤くなる。痛いだけ。乳首を噛まれ、口の中を犯される。
「入れるか!身体おさえとけ」
リーダー格の男が俺の腰を持ち上げる。慣らされてもいない場所に指を入れられ激痛が走る。指をバラバラに動かされ、腿に血が伝う。
「声あげるなよ」
指を乱暴に抜かれ、ピタリと男のものが触れる。あぁ、とうとうやられるんだ。体液だらけの顔を地面に付け、諦めた。どうせ、小さい頃散々やられたんだ。今更、なんともない。
ぐっと男が力を入れようとした時、怒鳴り声が響いた。
「警察だ!!動くな!!」
男達は固まる。そして、我にかえったかのように男達は慌てて立ち上がると逃げた。
「くそっ!逃げんぞ!」
俺はくたりと地面に倒れ逆光で見えない男を見る。身長の高い男。もう限界だ。身体が痛い。意識が遠のく。意識が無くなる間際に男が何かを呟いたが、俺には聞こえなかった。
「…また綺麗な肌に傷を作って」
そして男は環に自分の服を被せると抱え、公園を抜けた。
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