1人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
弱虫
私は昔太っていた
それが理由でイジメられていた。
物を捨てられたり悪口を言われたり殴られたりもした
学校には行きたくなかった。
このことを誰かに相談出来たら良かったのかもしれないが
こんな事誰にも言えないし、学校を休むわけにもいかなかった。
私の家庭環境は複雑で、父親はいなく母親と姉が一人いた。
父親は姉が物心つくぐらいの時に離婚した
離婚の原因は父親の浮気だった。
その腹いせか母も浮気をした
その時に出来たのが私。
それを知った時私はなにも言わな
かったし、なにも思わなかった。
家では反抗期の姉と母親がいつも喧嘩をしている。
いつも私は関係ないのに飛び火が来る。本当に嫌だった。
それでもそこは私の唯一帰れる場所だった
母親は仕事でいないし姉は学校や部活で帰りが遅い。
私はその間の時間が好きだった
1人になれるからだ
それでも夜になれば2人はいつも喧嘩をする
そして喧嘩が終われば愚痴を聞かされた
夜はいつもこんな感じだった
それでも朝になれば学校に行かなくちゃいけない
学校ではいつも笑顔でいた
泣きたくなかった
せめて笑顔でいたらなんかいい事あるかな?
みたいなそんな適当な感じだった
そんなんだから小学生なのに本当の笑顔を見せたことはなかったと思う。
自分でも分かってたんだ
私は泣くことも出来ない弱虫だって...
最初のコメントを投稿しよう!