4人が本棚に入れています
本棚に追加
第五章 ときめき再び
それから、1週間後図書館に行ったのだが、村木さんを見かける事が出来なかった。
それから、また1週間後図書館に行ったのだが、やはり、村木さんを見かける事は無かった。
その後も、図書館で村木さんを見かける事は無かった。
村木さんどうしたんだろう?
仕事が忙しくて、週末に休みが取れなくなってしまったのかも…
サービス業だし、はたまた、家庭の方が忙しくなってしまった…って事も考えられるし…
図書館で彼を見かける事がなくなって、どれくらい経った事だろうか?
2ヶ月、いや、3ヶ月経った頃…
図書館に行くと…彼がいた。
図書館で村木さんを見かけた。
村木さんを見かけて、ドキドキしてる自分がいた。
村木さんも私に気付いて、ニコっと微笑んだ。
帰りに図書館の外で、久しぶりに村木さんと立ち話しした事は言うまでもない。
村木「のんさんお久しぶり!元気だった?のんさんと話したかったよ。」
私「村木さんお久しぶりです。元気でしたよ。村木さん暫くお見かけしなかったけど、お仕事が忙しかったんですか?」
村木「そうなんだよね。仕事が忙しくて、暫く図書館に来れなかったよ。」
私「それは大変でしたね。でも仕事が忙しいっていい事ですよ。」
村木「それはそうかもしれないけど…」
少し間を置いて…
村木「そうそう…のんさんに渡したいものがあったんだよね。」
そう言って、村木さんは私にある物を差し出した。
最初のコメントを投稿しよう!