会長とお昼寝【会長×隊長】

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 顎をしゃくり、上から目線でそう言いかけた時、伸びてきた手に腕を取られて、会長の上に倒れ込んだ。  広い胸と力強い腕に身体を囲われ、離れようとしても離れない。  腰に手が回り、顔が熱くなる。 「なんだ、また押し倒して欲しいのか?」  からかうような口調に、ぐっと相手を睨み付けた。 「誰が……」 「そうか? 残念だな」 「残念じゃねぇ!」  しれっと言う相手の胸をぺしぺし叩く。くう、びくともしねぇし!  そういや、あの騒動の後除隊届け出そうとしたんだが、隊長って誰に出せば良いのか判らず、会長に言ったら却下されるわ、副隊長は賛成してくれたんだが、自分も一緒に辞めると言いだすわ、隊員チワワちゃんたちには泣いて縋られるわで結局有耶無耶になってしまった。  会長は楽しそうに俺の髪に顔を埋める。 「良し、しばらく大人しくしてろ」 「やだよ、離せ。……なんもしねぇんじゃなかったのかよ」 「これ以上はしねぇよ。……ここんとこ寝てねぇんだ」  ぼそりと吐き出された言葉に顔を上げた。寝てねぇとか、相変わらずお盛んなことで。 「誰とも寝てねぇよ……」  また考え読まれたらしい、目を閉じて俺の髪を弄びながら会長が小さな声で言う。
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