プロローグ

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プロローグ

ここにきて幾月が流れただろう。周りには知らない人ばかり。知ってる人など1人もいない。若い人が数人と年老いた人達がたくさんいる。若い人はせかせかと歩き、私のご飯の用意をしたりお風呂に入れてくれたりトイレに連れて行ってくれたりする。毎日それの繰り返しだ。 私は自分の年を忘れるほど長い時間生きてきた。いい人と結婚をし、3人の子供にも恵まれて幸せだった。楽しく、時に苦しく生きてきた。でも今は自分の近くにいた旦那も子ども達もいない。私1人で孤独に生活している。あの頃が懐かしい。もう一度、あの頃のように楽しく、幸せに暮らしたい。
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