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立て続けに起きた不幸な出来事に、思わずにはいられない。
まさか、私が地鎮祭を行わなかったから、こんなことが起きたのか?
気分が悪くなってきた………。
英語研究室と書かれたプレートの下、口元を押さえた和田は思った。
五十嵐先生に報告したら、千尋氏から連絡があるまで保健室で寝ていよう………。
「五十嵐先生、いらっしゃいますか?」
扉を開ける。
「失礼しま……え?…」
一歩足を踏み出したのだが、和田の足は床を踏むことができなかった。バランスを崩した彼は、闇の中へと落下した。
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