1。警視庁へ戻って半年後江草刑事に

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警視庁へ戻ると、もう時計はすでに7時50分を過ぎていた。ところで、警視庁捜査一課江草仁志刑事は、作部刑事と共に入庁同期であった。江草刑事は、難関私立大学卒業で警視庁入庁後、長年総務畑に所属していた。5年経て、希望通り試験もクリアして、刑事部へ配属になった。一方、作部刑事は、生活安全課が始まりで、ストーカー部門のスペシャリストであった。その後、江草刑事と同じ頃、捜査一課に配属になった。  2人は、戻ってから個々に被害者江花 敏行の周辺の情報収集をしていた。車で警視庁へ戻る途中お互いに疑問に感じることは、毎回会議前に情報収集後必ず解決するようにしていた。  まず一通り2人が、情報収集を終えた9時10分頃ともにうなずき合って「今から始めましょうか。」と、江草刑事は言った。作部刑事は、学務課で学生係の弘前氏からどうやら被害者江花氏は、大学3回の秋10月中頃に両親を交通事故でなくしてから、半年近く大学を休み1年留年していたことが分かった。その確かにまだ大学生だった彼には、相当苦痛だったことが伺えるその空白期間の形跡の調査を明日から交流関係から取り掛かりたいと作部刑事は、言った。 一方江草刑事は、ブテイック屋で彼の交流関係を聞いてみたが、店のオーナー佐枝 まど香さんにもう少し彼のことを聞き込みに行きたいと作部刑事に言った。
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