第3章 敵地の中へ

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第3章 敵地の中へ

盗賊たちを引き渡し、街を出ようとしたとき、光輝の前に一人の男が出てきた。 「待て!貴様には国家反逆罪がかかっている、大人しくついてきてもらおう」 「国家反逆罪!?待てよ、証拠はあるのか?」 「貴様は王国内で無許可に魔法を使った、それが証拠だ!」 「おいラビス、聞いてないぞ?」 「え?そうだっけ?」 「クソッこうなりゃ力ずくで逃げるしか、、、」 「そちらがその気ならこちらもやむを得ません」 王国軍の男が片手を挙げると丘の上から弓を構えた兵士たち、約2千人がこちらに矢を向けた。 「えっちょっ、、、マジで!?」 「おい光輝、ここは一旦したがった方がいい」 「言われなくてもそうするさ、そこまでバカじゃない」   「、、、わかったしたがう、しかしどこへ行くんだ?」 「ふふふ、我らが王のいるヴァニア城だ、聴きたいことがたっぷりあるからなあ?」 こうして、いきなり敵地の中心に行くことになった光耀だった。
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