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「僕はすてられるのっ」
ふわふわしたカールした金色の髪の毛と二重で大きい青い瞳が特徴的なのだが、今は可愛らしい大きなおめ目がこぼれ落ちそうな程泣きじゃくっている。
「そんな事ありませんよ、リアン様はサイキ様の番いになるのですから」
ふえんっふえんっと泣き出す、リアンをリアン付きの執事アイシャが抱き上げる。
リアンはまだとっても幼い、まだ4歳になったばかりの幼児だ。
親に捨てられたら、誰だって辛いに決まっているそれも、リアンは人質に嫌、お金に返られたと言ってもいい。
この国にとってリアンの様な人種は貴重な存在でもある。
「ちゃいきさま」
「サイキ様ですよ」
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