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真白side
「……ぁ、……頼む
かね…ならだ………から」
誰の声だろう、そうだ時雨さんの声だ。
僕は目を開けた。
そこには、電話し終わった時雨さんが、いた。
「悪い、真白起こした。」
僕は首をふりながらいった。
「いえ、大丈夫です。
僕寝てたんですね。
すみません。
今何時ですか?」
「今は、夕方5時だ。」
すると、時雨さんは、考え込んだあとに。
「なぁ、真白……
いや、やっぱなんもねぇ、少し早いが晩御飯つくって食べるか。何か食べたいものはないか?」
何だったんだろう?
まぁ、大丈夫かな。
食べたいものか特にないな~。
「クスス。
食べたいものは特に無さそうだな。本当に真白は、欲がないというか、甘えないな。
俺にもっと、甘えていいんだぞ。願いとかないのか?」
僕の心を、読んでるの?
願い?今がすごく幸せなのに?それに僕は、すごく我が儘で甘えいるのに……
「…僕は時雨さんにたくさん甘えています。」
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