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時雨side
「寝たか」
しかし、ビックリしたな。
こいつの微笑みハンパない破壊力だ。
危ない、危ない、俺の理性は、すごいな。
俺は、少年の頭をもう一度撫でてから寝室を出た。
この子のことを、少し調べてみるか。
「ゲッ!」
リビングに、行ったところで、ソファーに、どっかり座っている奴がいた。
「ゲッ!って、なんだよ時雨。あのガキを診てやったのに、感謝してるかと思えば、邪魔者かよ。」
そう言って、その男は、少し俺を睨んだ。
「あぁ~、悪いな。隼
そんなこと思ってね~よ」
この男は如月組専属医の、杉村 隼 スギムラシュン
俺の幼馴染みだ。
「そういやぁ、お前の代わりにあのガキのこと調べてやったぞ。
感謝しろよな!」
と言って、隼は、封筒を投げてきた。
「サンキュ-、助かるよ
また、今度飯奢るから今日は帰れ。」
すると、隼は、ふてぐされながら帰っていった。
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