一章 幼なじみの特権

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ぐうぐうといびきをかいて俊介が寝ている。 私は、あの二人の好きになるポイントが未だに分からない。 もしかすると長年一緒にいるせいで、彼らを男として見ることが出来ないのかもしれない。 ま、別に困ることはないのでそんなことはどうでもいい。 目線を空に向けようとする。 やはり、見えるのは我らがリーダーの顔のみ。 由奈「理沙さんや、理沙さんや」 理沙「なんじゃ?由奈さんよ」 由奈「顔が邪魔です」 理沙「アハハ!ほんと、由奈はハッキリ言うよね」 まぁまぁ本気の口調で言ったのに、笑われた。リーダーの笑うツボはよく分からん。 でもリーダーは良い奴なので素直に私に空を提供してくれた。 そうゆうやり取りをここのところ毎日している。 これが幸せな日常・・ていうのかな。 最近読んだ小説に似たような描写がされてあった。
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