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3 刀剣
刀剣は、世界各国の地域によって作り方が異なるが、
日本刀の場合、砂鉄と木炭などを炉で炊き続けることで鉄の塊「玉鋼」を作る。
それを焼成しながら、水や油などに入れ冷やしと焼きを繰り返していく。
どのくらい繰り返すかは、刀工の感となる。
てこ棒と呼ばれる、棒の先に品質が整った玉鋼を乗せ、炉で積み沸かしをしていく。
材質の異なる鉄を内部と外部に造り込み、大槌で叩きながら適度な大きさに伸ばしていく。
ある程度まで大きくなったら、反りを入れさらに焼成、水入れを繰り返し、刀の形に整えていく。
荒削りと研磨を繰り返し、形が整ったら焼刃土を塗り、刃紋を作っていく。
最後に焼入れを行い仕上げる。
父の場合、妖刀を作るため、砂鉄の他に自分の血液を入れたり
内部に入れる鉄を、合金にしているらしい。
あとは焼入れや水入れのタイミングが非常に難しいため、身体で覚えるしかないそうだ。
妖刀は刀工も大事だが使う人によって、かなり変化する。刀工はできるだけ、魔力の伝導性を良く仕上げることが求められる。
刀剣には、切れ味や魔力伝導性、特殊能から5段階に分けられる。
端物:ただの刀剣。木刀や包丁、木の棒も含まれる。
木の棒はタダだが、通常1000円~1万円くらいである。
業物:鍛冶師以外のものが作った刀剣が多い。約1万円~10万円程度
良業物:鍛冶師が作ったものが多く、あまり切れ味は良くないが、
防御性は高いと言われている。約10万円~100万円程度
大業物:練度の高い鍛冶師が作ったものが多い。
切れ味または魔力伝導性がとても良い。約100万円~1億円程度
最上大業物:練度の高い鍛冶師でも作るのは偶然性が高く、難しい。
切れ味、魔力伝導性はもちろん良く、特殊能もあるとされる。
1億円以上で通常100億円はするといわれる。
日本刀や東洋の刀剣では、
妖刀村正、鬼丸、十束剣、名槍岩融、涯角槍、方天画戟、蛇矛など
洋刀では
エクスカリバーやデュランダル、聖剣グラム、ロンギヌスの槍、ストームブリンガーなどである。
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