プロローグ。

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「まず郵便物ですが こちらにまとめて配達されるので私達で分けて 置いて下さい。すると それぞれのフロアの人が取りに来るので 間違えずに渡して下さいね。 あ、でもたまに届けて欲しいと連絡が来る時も あるのでその時は届けてあげて下さい」 「それから、連絡先は……」 田中さんに色々と教わる。 「はい。分かりました」 私は、メモをしながら返事した。 「制服は、今注文していますから もう少し待ってて下さいね。 女性の制服は、初めて用意しますから 色々悩みました」 どんな制服かしら? 私服だと安物で恥ずかしいから 制服があると助かるわ。 そう思っているとコンコンと ガラス越しの窓口からノックをしてきた。 見るとまたもやイケメンの男性が現れた。 今度は、茶髪の爽やか系。 チャラっぽい雰囲気もあるが、かなりのイケメンだ。 「おや、柊さん。 おはようございます」 田中さんが小さな窓口を開けた。 「おはよう。田中さん。 小包届いてない?これぐらいのヤツ」 「あぁ、はいはい。 届いてますよ!ちょっと待ってて下さい」 そう言うと小包を探し始めた。 一緒に探していると 「あれ?ここに女性が居る。 もしかして新人かい?」 私に気づいて声をかけてきた。 突然声をかけられたので ドキッと心臓が高鳴った。
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