夜桜

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「名前はない。年齢不明。死神…」 「これしかいうことはない。」 「いつからいつまでいるつもりでいるんですか?」 「分からない。命令が下るまで」 「ていうか、いつからあなたは私のことを…」 「ずっと知ってた」 ぶっきらぼうに言う不審者。 なんて言えばいいのか分からないから、困る。 「あ、じゃあ名前を付ければいいのか。」 「名前なんて要らない」 「どーしよ」 「だからいらねーよ」 否定しているけど、私が呼びにくいの。 「よし、決めた。」 「だからいらねぇ」 「ミライね。あなたは今日からミライです」 「…なんだよ、それ。」 「いい?ミライで」 「はぁ。どうでもいい。」 彼はどうしてこんなに冷たいのか、分からないけど ミライ それは、自画自賛レベル 出会った日から、ミライと距離が縮まっていった。
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