11本の向日葵

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「柚那、俺何すればいい?」 「何もしなくていい」 久々の休日。 といっても朝は仕事にいった日曜日。 ミライと出会ってから2ヶ月経った7月。 「ねえ、柚那ひま?」 「ご飯作り終わったらひまかな。」 「じゃあ散歩行こうよ」 とげとげしかった性格は、少し柔らかくなった。 「向日葵、見たいんだ」 「あ、そういえば向日葵が咲いてるとこあったね」 「だから柚那と行きたい」 「分かった。じゃあ、ちょっと待ってて」 彼は本当に死神らしく、外に出歩いた時にミライと話していても不審がられる。 本当に見えないんだ、そう思った。 ご飯の支度も終えて、 「よし、じゃあ行こっか」 「うん。」
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