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「柚那、俺何すればいい?」
「何もしなくていい」
久々の休日。
といっても朝は仕事にいった日曜日。
ミライと出会ってから2ヶ月経った7月。
「ねえ、柚那ひま?」
「ご飯作り終わったらひまかな。」
「じゃあ散歩行こうよ」
とげとげしかった性格は、少し柔らかくなった。
「向日葵、見たいんだ」
「あ、そういえば向日葵が咲いてるとこあったね」
「だから柚那と行きたい」
「分かった。じゃあ、ちょっと待ってて」
彼は本当に死神らしく、外に出歩いた時にミライと話していても不審がられる。
本当に見えないんだ、そう思った。
ご飯の支度も終えて、
「よし、じゃあ行こっか」
「うん。」
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