幸せな物語をまたいつかどこかで。

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 「あの、その、アルマティ王女、とてもお美しいです。 それで、花むこどのはどこに?」 「ふふ、あの、わたくしたしかにアルマティの生まれ変わりだけど、今世での名は、ツァラトゥ。 改めてよろしくね。スプーントー! いやもうダンナさんって呼んでいいかな?」 え? ダンナさん? 「なに固まってんだよ。 お前が花むこってことだろう? 祝辞の言葉はこのスプーントーの一番の親友マヒシャに任せたまえ! って、お二人さん、結婚式の前に、あの大ワシ、どうするの?」 マヒシャが指さした先には、アンリ大首長にえづけされて喜びのほのおをあげているガルーダの姿が。 またいつかどこかで。
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