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そう、いつのまにかぼくとアルマティ王女は、巨大なほのおのつばさを持ち全身を光り輝かせる鳥の上に乗り、今まで横暴のかぎりをつくしていたアンリ・マンユーを見下げていた。
さっきまでいせいよく大声を張りあげていた観衆たちは、それぞれてんでばらばらの様子で反応をしめしているのだった。
あるものはあっけらかんとだまりこみ、あるものはおそれひれふし、あるものはあわてて逃げまどい、あるものはぼうぜんと神に祈った。
大寺院を管理するバラムーンに救いをもとめるバイジャもいたが、すでにバラムーンたちは一足先に逃げてしまった後だった。
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