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ある朝、俺はベッドで気持ち良く寝ていた。 心地がよい。やはりやめられないものだ。 体を起こすと机に目をやる。 机にはヘンテコな機械が置いてある。昨日拾ったものだ。 『未来の自分に会えます』 機械にはそう書いてあった。 胡散臭いが、面白そうだと思った。 寝ぼけたテンションのまま、俺は機械のボタンを押した。 ボカン!!! その瞬間、機械が弾け飛んだ。 部屋中に煙が立ちこめ、視界を奪う。 何だ!?何だ!?  俺は立ち上がる。 気持ちの良い朝が台無しじゃないか! もくもくとした煙が消えると、先程と変わりのない風景があった。 しかし、俺は驚くと尻餅をついてしまった。
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