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向井さんがフユキさんを見て頷き、フユキさんが頷き返すと、息を吸ってから、中に突入していく。
続いて穐山さん、フユキさん、穴田 ゆかりが入っていき、向井さんが正面に構え、穐山さんは右に、フユキさんは左に銃を構えた。
見事な連携に少し見とれてしまう。
サバイバルゲームを長年やってきたが、これがプロの動きってやつなのか。
「見事じゃのう。向井と穐山の現場慣れした動きに、フユキがしっかりと合わせている」
隣にシュウさんがやって来て解説していく。
流石はフユキさん。
性格は悪くても、戦闘能力は高い。
「ワシらも、負けてられんのう」
散弾銃(上下二連銃)を構えながら、シュウさんと俺も中に入っていく。
すると、斜め右側にある受け付け横の通路から2体の警官姿のゾンビが現れた。
「任せろ」
向井さんや穐山さんが素早く構えたが、フユキさんが言い、MK14で迅速に始末した。
サプレッサーが装備されたMK14なら発射音が抑えられる。
周囲のいるゾンビが音で引き寄せられる事はない。
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