第二話

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太陽に照らされた麦畑を思い起こさせる、美しく輝く金髪。 体型は年相応。 右手には真っ赤に染まったナイフ。 口の端からはコオロギらしき虫の足が覗く。 この姿は特別酷いという事はなく、少女の日常である。 その為、迎えた2人は一切気にかけていない。 「あとはダイアか。どこに居んのかな」 その時、地響きが鳴る。 ーーズドォン、ズドォン。 時間は短いものの激しく地が揺れる。 そのせいで天井からはパラパラと埃が舞う。 それがしばらく続くと、唐突に止む。 「なんだダイア。居たのかよ。飯だぞ」 「ブモォオオ」 身の丈3メートル。 バストサイズ2メートルの大爆乳。 そのため歩く度に世界が揺れる。 まともな単語を発することが出来ないのも彼女の持ち味だ。 「さぁさぁ、ご飯ですよ。冷めないうちにどうぞ」 「いただきます」 野菜の具沢山のスープ。 空腹のためか皆が皿を抱えるようにして食事を摂りはじめた。 そして……。 「ゲフッ」 「オェエッ」 「ブモォオオ」 三人が一斉に血を吐いて倒れた。 その姿を少し頬を赤らめたニコラが、微笑みながら眺めている。 「あらあら。今度の毒は効いちゃったかしら。みんな仲良く死んじゃったかしらねぇ?」 言葉を発するなり、呼吸は次第に荒く激しくなっていく。     
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