幼馴染を送り込もうと思ったら巻き込まれた

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私の名前は須藤悠姫(すどうゆうき)、17歳の女子高生。 そして幼馴染の槙惠(まきめぐみ)、同じく17歳の男子高校生。 名前だけ聞けば 逆なんじゃね? ってなるし、お互いに喧嘩好きという謎スペック持ち。 自分から喧嘩を売りはしないが売られたら容赦なく叩きのめす。 そんな私たちが学校の帰りに魔法陣とか見つけちゃったり。 「マジか……惠ちゃんちょっと」 「ちゃんて言うなよ」 隣を歩く惠の腕をバシバシ叩いて魔法陣に指を指す。 「いいからあそこ見ろって!」 「あー?」 「「……」」 異常な存在感を出しまくった魔法陣にお互い一瞬無言になる。 そうだ!いいことを思いついた! てくてくと魔法陣まで移動すると惠はついてきた。 お前も気になるんだな。 あと数歩で魔法陣の中って距離まで近寄った。 なんか言い表せない光を放ってるんですけど。 これいたずらじゃなくてガチ魔法陣? 「なあ惠」 「あ?」 「これ携帯小説とかにあるやつかな」 「お前そんなの読んでるの?」 「いやお前も読んでるだろ。ちょっと踏まないようにもっと近くで調べてみようぜ」 「そうだなー」 と惠が近寄ったところで、私は思いっきり背中を押してやった! もちろん魔法陣に向かって! 「アディオス惠!!」 「お前……!ふっざけんなぁ!!」 「!?!?」 なんとこの馬鹿野郎……私の腕を掴みやがった! そして仲良く魔法陣に入ってしまったとさ。
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