0人が本棚に入れています
本棚に追加
とりあえず、職員室に向かい、俺の担任の机にある名簿を見る。
無断出入り、物色。やってることは只の犯罪予備軍だが、この際構ってられない!
……。ない。
若干の一筋の光を信じ、受け付けに…
"この学校に松村和人って生徒いますか?"
書いて、おいた瞬間若干の後悔をした。
俺を認識していないなら、意味ないじゃん!!
案の定、目の前のメモにそれとなく気付いた受け付け員。突然のメモに不審な内容。恐怖を感じつつも早速聞いて回わりだした。
俺はそのあとを追う。皆口々に"誰?"と回答。
学校全体から嫌われてる線は俄然消えない。どうやったら確かめられる?
…、今のところ濃厚だろうと思う線は"俺を認識していない"だ。故に、"俺はここに存在していない"。
そういう、説だ。
最初のコメントを投稿しよう!