沼の人魚

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「これで、あのちびも立ち聞きは無理だろ。今はリナリアちゃんとふたりっきりだし」 「ええっと……なんですか?」 「うん、一度さしで話をしてみたかったんだよな。普段は保護者が大勢いるわけだし」  話が見えない。いったいなに? 私はなおも怪訝な顔をしていたところで、アスターはこちらに爆弾を投げかけてきた。 「で、結局リナリアちゃん。君って誰なの?」
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