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「そうだ、だから副作用はない、眠る準備をして、ぐいと飲め、そうすれば眠れる、ジュースだから代金はいらん」
「わ、わかりました。やってみます」
女性が小瓶を抱えて薬局を出ていった。
ほんとに効くのかな…
女性が言われた通り眠る準備を整え、ベットに座り小瓶を見つめる。
もう、信じるしかない…
女性が小瓶の蓋を開けグビと液体を口に入れる。
ウ…すっばい!
強烈なすっぱさが口に広がる。
こ、これは、すっぱい、すっぱいなんてもんじゃない、痛い、頭に突き刺さるみたいにすっぱい!
頭がくらくらして女性がベットに横たわる。
すっぱい、すっぱい、すっぱい、あー気持ち悪い、動けない…
すっぱいが頭の中にいっぱいになったり女性は意識が消失した。
次の日
女性は鳥のさえずりで目を覚ます。
私、眠ってた?
ベットから起き上がりあたりを見回す。
もう口の中のすっぱいは消えている。
窓辺に立ちカーテンを開ける、朝日が女性に降り注ぐ。
なんか、気持ちいい… なんか爽快、これならプレゼンもうまくやれそう。
急いで準備を済ませ、いつもより少し早く家を出る、あの薬局に寄るため。
小走りで駆けつけ勢いよく薬局の扉を開ける。
薬剤師は昨夜と同じ受付に座っている。
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