眠れない女と眠りたくない男

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「よく振ってフタを開けろって言ったんだ、中身は炭酸、吹き出して目が覚めただろ」 「えーそういうこと!」 「その分じゃ、無事に目的地に着いたんだな、じゃあ切るぞ」 ガチャリ 「そ、そんなのありかー」 切れた電話に向かって男が叫んだ。 繁華街から外れた静かな通りにある薬局。 あの 薬剤師は今日も受付に座っている。
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