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其ノ1 僕と書生くんの日常
書生くんはいつも決まった時間にはやって来ない。
「またか…」
いや、いつもの事なのだけれど。
時刻は朝の7:30
本来ならば指定したこの時間に彼が僕の家へ来て
雑用とか小間使いをしてもらった後に原稿の添削を行うのだけれど……出だしに少しばかり触れているがお察しの通り彼、書生くんと僕の関係は物書きの弟子と師匠だ。
彼との出会い云々も書き記したい所だが今は読者諸君達にはそれだけ念頭に置いてくれればいい。
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