君キス2~戦う女

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ぶす、と膨れた私を見て彼は、けしからぬことに嬉しそうに笑っている。 「心配ないよ。会社でも大学でも先輩ってだけ」 「何笑ってるんですか」 「妬いてるって顔してるから」 その時また、ぴろりろりん、とスマホが鳴った。 恐らく、既読だけして返事をしないことに催促のメッセージだろうと、つい画面を見てしまい。 「ぶふっ」 思わず、吹き出してしまい、更に二度見三度見した。 『返事くらいよこせ色ボケ紳士』 色ボケ紳士。 え、それ。 朝比奈さんのこと?
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