カズサ争奪戦

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「カズサ君だけを‥‥かぁ。頑張ってみてもええけど、出来るって保証は出来へんよ?」 「それでも‥‥お願いします!」  俺は、ぎゅっと目を瞑る。 「皆、オシャレしてカズサ君に好かれるために此処(ここ)におるんやで?」 「分かってる。心臓と頭が爆発しそうなくらい、感じてる。それでも‥‥お願いします!」  痛々しい沈黙が流れる。
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