カズサ争奪戦
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「まあねー。あーちゃんが来ちゃった時、もう負けたなーって思ってたし」 ユニコさんが、
戯
(
おど
)
けたように言って、ドアの方を向いた。 「自分も、悔いはありません。でも、諦めた訳でもありません」 ヤリアさんもドアの方を向く。 「私も、あーちゃんとカズサがくっつくなら気持ちの整理もできるわ。でも、
隙
(
す
)
きを見せたら、責任取らせるから」 エリーユもドアの方を向く。
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