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「おめでとうーーっっ!!」
「本当におめでとうーー!!」
「めちゃくちゃ綺麗ーー!!」
歩美が笑ってる。中森さんも笑ってる。八木澤さんも笑顔で拍手。小田さんも大石さんも本当に笑顔で拍手してくれていた。
嬉しい以外、わからない。祝福される喜びに本当に泣きそう。
陸人の腕を取り、ゆっくりと階段を進むと、陸人が言った。
「俺の隣はずっと、最初から愛花だったな!」
「そうだね!これからもずっと、ずっと隣にいてね!」
笑顔で交わすと愛花は思いきりブーケを歩美に向かって投げた。
「歩美、次は歩美だよ!八木澤さん!よろしくね!」
歩美が真っ赤になり、八木澤が歩美の肩を抱いた。
なぜだか後ろには小田と大石が歩美と八木澤を睨んでいた。
「ずっと隣にいてね!」
「俺の隣は愛花だけ!」
鳴り止まない拍手とおめでとうの道を2人は進んで行った。
前だけを見つめ、隣だけを見つめて。
ーおわりー
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