赤い朱。

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赤い朱。

 茜空。 赤に橙色にそまる空を追いかけるように深海のような夜の蒼黒い空が混じりあう。 そんな空を見つめていたら少しだけ寂しいと思った。 「どーしたのさ。今日は帰るんだろう?」 蒼い瞳が静かにないでいる。 「……うん」 いつも笑っているきみは、いつも静かな感情を持っている瞳。 あぁ、なんで寂しいかがわかった気がした、 「明日、また」 「うん、またね!」 『明日』の約束を大切にするきみ。 きみとの約束を楽しむのが僕。
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