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「あおい……力抜いて…。あ、そうだ、ほら口開けて」
言われるまま口を開けると、再び深いキスをしてきた。そこに集中しろと言わんばかりに口の中のリンの舌が激しく蒼の舌を絡めとる。
そして、そのままゆっくりと蒼の後孔にリンの熱が侵入していった。
ずっ…ずちっ…
肉を割ってく感覚が、怖くて……酷い恐怖心に駆られる。その蒼の不安感を打ち消すべく、リンは優しく髪を撫でてくれていた。
「んッ…はぁ…ま…待て…待ってくれ…」
「大丈夫。はぁ…よく…解したし…」
そういうと、リンは一気に根本まで蒼の中に押し入れて、ゆっくりと感触を味わうように動き出した。少し動く度に、体が自然とビクッビクッと痙攣して、目元が涙で濡れる。
「はッ…ん…きつッ…でも、入ったよ。蒼の中…すごっ、あたたかい……」
「は…、アッ…や…んッ…う…動かないで…んッ…」
「あ…おい…きもちいー?」
「あッ…ん…あッ…ん…はッ…いいッ…」
「じ、じゃあ、もっと動こうか…俺も気持ちいいから…はぁ……」
リンは、激しく自身の高ぶりを奥に打ち付けてきた。奥でリンの熱さを実感する度に、これまで感じたことのない快感が全身に駆け巡り肌が粟立つ。
そして、体中全てが、リンに侵されている錯覚に捉われ、リンが中で弾けたのと同時にそのまま痙攣しながら蒼はリンに体を預けグッタリとするのだった。
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