チートの始まり

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 俺は自分の部屋に行き、GLにログインする。今日はマジで30分くらいにしておくか。 「飯田スカイ様、15歳ですね。テーブルを自由に選んで下さい」ちゃんとサバ読みチップは機能してる。 『ハイリミット!』初めてハイリミットでプレーする。どんな猛者が居るんだろう?  パッと画面が切り替わる。一軒家のステージだ。狭いし、バトルロイヤル形式だからキル数を稼ぐには丁度良い。 「3、2、1、スタート!」  さて、敵はどこかな~? パーン!  俺は後頭部に痛みを感じる。後ろから撃たれた!? 画面には、【ダイ】と出た。初めて負けた……? 撃たれると痛みを感じるのか!? これがバーチャルリアリティーゲーム……。  俺は後頭部に鈍痛を感じながら、これはヤバいと思ってログアウトする。プラグの蓋の開け閉めより痛い。ベッドで眠る。 ――次の日の朝、『父さん? 生きてたのか……心配かけやがっ…………て。夢か?』 『おはようございます。スカイ様』 『なっ、なんだ、お前!?』俺は夢現だ。寝ぼけ眼にぼんやり映る白い人影。 『私はロボットのゆうこです』  俺は目をこすりよく見る。人間そっくり女型ロボットだ。 『なんでロボットが居る!?』 『私はカケ造様からの贈り物です。キュアー専用ロボットです』 『何!? ビームソードを出せる?』 『ですから私はキュアー専用です。戦闘用ではありません』 『そうか。大会まで1週間しかない。回復を頼む』 『脳機能に問題はありません』 『GL依存症は治った?』 『いえ、完治はしてません』 『で? なんで居る?』 『お目付け役です』 『監視か』じいちゃんが動くほどヤバいのかな? GL依存症って。
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