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(わたしは六月くんと、どこにいた……?)
生徒指導室です。
わたしがそれを、六月くん以外に伝えることはありません。そぶりも見せません。
彼の、名誉のために。
「ちがうんだ? 抱き合ってたじゃん。見てらんなかったから、最後まで知らないけど……あのまま、抱かれたんじゃないの?」
「そんなことっ……!」
「あるわけないよね。三葉は、俺のだから」
「きゃあっ!?」
口早に放って、須藤くんはわたしの腕を、強引に引き……プールへと、放り出しました。
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