マーシィの問題

1/1
前へ
/1ページ
次へ

マーシィの問題

顕著な功績を残した人物に贈られる賞のパロディに、人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究の賞がある。 論文作成者はオッゾ・アーネン72才、共同研究者にカルロ・マンティス70才。イアン・サシミスキー69才。マーシィ・エンブラー70才。どの人物も教授だった人物である。 この論文によると問題作成者は名前ともなっているマーシィ・エンブラーが彼らに対して出した問題らしい。 「お前達はまだ孤独なんて言っているのか。俺は孤独を理解したし、治す方法もわかった。しかしお前達には教えん。教えて欲しくは俺がまともなうちに本当の解を当てるんだな」 マーシィ・エンブラーはこの時、69才でした。またこの時にはアルツハイマーにかかっていました。 彼の友人である3人は彼と同じ独身で、暇になってからは頻繁にあっておりました。最もこの問題を教えて貰った後は、4人で会うことは少なくなりましたが。 さて問題に移りましょう。マーシィ・エンブラーはこのような問題をだした。 【孤独とは何か、どうすれば無くなるか】 共同研究者4名は答えがわかっている。 著者であるオッゾ・アーネンは、この解答は難解すぎるため先に2人が残したヒントもその論文の中に載っている。 ヒントは2つ。 1つはこの解答には時間の概念がある。すくなくとも自分たちのような老人にしか解けない もう1つは、この解答には孤独をなくす解が含まれる。 さてこの問題の答えは。 論文通り、老人になったときにでも解答しよう。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加