My Dear M
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ゴポ……コポ…………コポッ…… 身体から流れいづる液体が徐々に四肢から熱を奪っていった。眼前に聳えるは堅牢な門。目は門へと縫いつけられていた。 だが視界すらも、実は既に失ってしまっているのかもしれない。固く閉じた門の健在は、それだけであの人の無事を保証している。 あの人の無事を確信したからこそ、力を抜くことが出来たのだろうか。あんなに冷たかったのに、今は胸がこんなにも温かい。
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