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~ヴィンレア視点~
僕は生意気だけど可愛い教え子のリースをかばってそれから何か背中が痛くて熱くてでも倒さなきゃと思って普段は使わない特殊な魔法を使って倒した。それからふわふわして何も感じなくなった。ああ、これは死ぬのか。やっと神様の元に帰るのか本当は救い出して帰りたかった。そう思ったのもあるがどうせなら魔のものではなくマヴィスに殺されたかったと思ってしまった。そう思うと帰るのが怖くなった。消えたくないそう呟いた気がする。フェイクは文字通り体も残らず消える。死んでも遺体が無くて墓も作れない。きっと忘れられて行く。マヴィスにもそう思うと怖くて仕方なかった。
フェイクとして望んではいけないことだ。でも最後のわがままを思うぐらい許してくれますか?神さまと思いながら眠たくなり目を閉じた。なぜか僕は所々壊れた教会にいて魔法陣の中心にいた。ここはどこだろう?というか手が小さい今の体は子供かと漠然と思った。目の前には僕と同じ顔の人間が。そこにはお付きらしき大人の男がいて小さい男の子多分僕の神様だ。急ぎましょうと言っていた。神様はもう、ダメだ。きっと俺は幽閉される。だから俺の代わりに外を見て来れるようにこれを作った。僕を作ったのは外を見るため?これは走馬灯というやつだろうか?それとも夢だろうか?けれど外を見て役目を終えたら神様の元に戻るのだろう。それから神様はこの国の軍服を着た男に捕まった。マヴィスのお父さんに似てる。そして僕を見て身代わりかと呟いた後役目も終えずかわいそうにと言われた。でも神様とお付きのものを部下に任せてマヴィスのお父さんに似た男はせめて人として生きろと言われて何かを放たれた
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