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俺は恋をした。狂ってしまった美しい友人に
人から見て彼は狂ってしまったのであって彼らにとっては普通のことだ。ただ俺はなかなか顔に感情を見せないが人間らしいアイツをヴィンレアを見ていたから狂ってしまったって思ったのだ。ヴィンレアは人の姿だが人じゃない存在だ。彼はフェイクと呼ばれる存在で人の姿をしているが人ではない。フェイクと言われるだけあって偽物だ。作った術者の姿と魔力を持って作られた存在だ。彼らの用途は主に2つある。身代わりにするために作った存在これは王侯貴族の人間が作るのが多い。もう1つは彼らの中で成長した魔力を自分に取り込むため。彼らも造りものとはいえ成長する人と変わらない。魔力も創造主と同じそれかそれ以上に成長するのだその魔力をフェイクを殺して自分の中に入れて魔力量を増やすために造られる。その2つとも彼らの未来は死しかない。しかも勝手な都合によって理不尽な死。でもフェイクは造った術者を親として慕っている。それが造っられたフェイクという存在の本能だと言われてる。きっと違うと思う。彼らはきっと純粋なのだ。ヴィンレアを見て思った。フェイクには感情がないと言われてるけどヴィンレアには感情があった。表情にはなくても目には色んな感情がこもってた。分かりにくいだけ。それにヴィンレアは俺を好いてくれた。1年俺たちは付き合ってた。魔術学校で学びヴィンレアと俺はいつも色んなことで1位2位を争っていた。それはすごく楽しくてヴィンレアも楽しそうだった。それからお互い好きになってキス以上のこともした。ヴィンレアはすっごく可愛かった。それから一年後彼は狂ってしまった。自分の使命を思い出したと言って笑っていた。その日からいつもヴィンレアは笑顔だった。無表情の時の方が感情豊かだったように思う。その3日後、学校でフェイクのことを習った。そのあと少しヴィンレアの様子がおかしかった。どうした?と聞くと話があると言われてヴィンレアとは同室だから部屋で話そうと話になった
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