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普通に仕事を出来るようになるのに2ヶ月かかった。体力を戻すのが大変だった。それを手伝ってくれたのは誰でもない。マヴィスだ。励まして忙しい中僕の好きなマフィンを作ってくれたりして弱音を吐いても受け止めて言いたいことを言わせてくれた。
その日常が幸せだった。
そうしてちゃんと仕事が出来てうれしい。リースは独り立ちした。前のマヴィスと2人でいる時間がリースが来る前の時間戻った。なぜだか少し寂しかった。
2人で仕事をして楽しくて仕方なかった。こんな日常を自ら捨てていたなんて後悔をした。そんな楽しい時間はあっという間に終わった。神様いや、王子が生きていると公表したのだ。僕は彼のフェイクだ。顔は瓜二つ。魔力を感じ取れるものは魔力の質も同じだと分かるだろう。だから王子の身代わりのフェイクではないかと噂が流れた。
それは事実でけれど絶対知られてはいけないことで僕の立場はどうなってもいいけどマヴィスの立場が悪くなることだけは避けたい。
マヴィスは気にしなくていいと言うけど気にしないなんて無理でまた、前みたいに本物の邪魔をしてはいけないという感情が見て隠れするようになった。本物と偽物それは僕にとって大きな違いでヴィンレアとして生きると決めてもそれは大きくてそれは一生消えることは無い。きっと考えていることは知られてる。けれど本物であるマヴィスには理解はしても共感は出来ない。
だんだん喧嘩することが増えるようになった。
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