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そんなヴィンレアは今は人気者だ。綺麗な男がいつもニコニコそして強い。そんな男ほっとくわけない。狂ってるって周りにバレないようにフォローしてるしけれどそんな努力を平気で踏みにじる
「見つからない。神様早く見つけないと」
と譫言のようにそして魔のものの血を浴びながら言っていた。その瞳に光はない。フェイクの本能が強く出ている時の目だ。魔道騎士は魔のものを狩る。魔のものは人に取り付き身体を蝕み死に至らす生き物だ。それを倒せるのは魔力がある人のみ。ヴィンレアは興奮するとたまにフェイクの本能が強く出てくる。そういう時はフェイク用の理性を戻す薬の注射をする。注射されたら意識を失う。この薬は俺と同じようにフェイクに恋をした人間が作ったものだ。フェイクの本能を抑える。そしてヴィンレアにはもう1つ薬を飲ませてる。それは術者の魔力を感じれなくなる薬だ。ヴィンレアの意思を完全に無視してる。でも、ヴィンレアと一緒に長くいたい。けれどそれをヴィンレアは良しとしない。だから見つけれないようにすればいいそう思ってしまう俺も狂ってしまったのかもしれない。でもヴィンレアを術者の1部にはしない。そう決めて10年ヴィンレアはフェイク用のサプリメントと思い込んで飲んでいる。本当に純粋で俺のことを信頼している。罪悪感はすごい感じる。このまま一生彼と死ぬまで過ごしたいという欲が勝るのだ。例えヴィンレアを不幸にしても
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