プロローグ_*

1/1
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ

プロローグ_*

朝部屋の中で鳴り響く目覚まし時計の音に、僕は起こされる。 「うるさ…」 鳴り響く目覚まし時計は止めて、ベットから起き上がる。 「学校だる…」 ヴーヴー 枕元にあるスマホが鳴る。多分誰からかかってきたか予想がつく。 「おはよう、咲」 「おはよう朝陽くん」 電話相手は僕の恋人の咲、毎朝かかってくる電話が楽しみだった。 「ちゃんと起きたね偉い偉い」 咲はいつも僕を弟の様に扱ってくるそれが気に食わなかった。 「子供扱いしないでくれる?僕一応彼氏なんだけど」 「ごめんね朝陽くん」 この会話も日常茶飯事 「今日も一緒に登校しようね」 「うん分かった、後さ僕なんかでいいの?」 「朝陽くんがいいの、朝陽くんと最期の瞬間まで一緒に居たいの」 「そう……」 僕の彼女 咲は、 余命二ヶ月だ
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!