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プロローグ_*
朝部屋の中で鳴り響く目覚まし時計の音に、僕は起こされる。
「うるさ…」
鳴り響く目覚まし時計は止めて、ベットから起き上がる。
「学校だる…」
ヴーヴー
枕元にあるスマホが鳴る。多分誰からかかってきたか予想がつく。
「おはよう、咲」
「おはよう朝陽くん」
電話相手は僕の恋人の咲、毎朝かかってくる電話が楽しみだった。
「ちゃんと起きたね偉い偉い」
咲はいつも僕を弟の様に扱ってくるそれが気に食わなかった。
「子供扱いしないでくれる?僕一応彼氏なんだけど」
「ごめんね朝陽くん」
この会話も日常茶飯事
「今日も一緒に登校しようね」
「うん分かった、後さ僕なんかでいいの?」
「朝陽くんがいいの、朝陽くんと最期の瞬間まで一緒に居たいの」
「そう……」
僕の彼女 咲は、
余命二ヶ月だ
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