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動機は不純
ロマンチックをねつ造するために小説を書いているのですが、
ぼくがなにかやる動機はいつだって不純です。
高校時代、めっちゃ勉強しました。
理由はもてたいから!
顔面偏差値が平均点をウロウロしている人間にとって
つまりはNOTイケメンの場合
もてるには、
スポーツができるとか
ギターが弾けるとか
絵が超絶うまいとか
そういう特殊技能がなくてはいけません。
ところが、運動音痴、音楽はまさしく音痴、絵なんてまっすぐ線がひけないから写生大会で描いた城がピシャの斜塔になってしまうほどの画伯です。
で、考えたのが勉強です。
そうです。勉強ができれば、女の子に
「ちょっと教えて」とか
「ノート貸して」とか
そんなことを言われるのではないかと
夢見たわけです。
ライトノベルや少女漫画によくでてくる三番目くらいのポジションの男子
そこを目指したのです!
ええ、勉強しましたとも
必死で
おかげで、学年一番になって
理系男子クラスになりました。
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