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ステラ「やっとつきましたわね、シーナついて来るんですわ?」
ステラはそう言って馬車から降りると城の中へスタスタと歩いて行ってしまった
シーナ「ちょっ、置いていくなよ~!」
城の中は豪華な装飾がほどこされた甲冑や、素人目で見ても高そうな絵画、色とりどりの花が植えられている園庭など高価なものや華やかなものがそこかしこに配置されていた
シーナ「まるで絵本とかゲームの中の世界みたいだな」
ステラ「さあシーナ着きましたわよ、ここが謁見の間ですわ、それと、もう護衛のあなたは下がっていいですわよ?」
衛兵「はっ、失礼いたします!」
ステラ「シーナ、先に言っておきますけど、この扉の先にはこの国の王である私のお父様とお母様がいますけど、緊張してあまり変な行動はしないで下さる?」
シーナ「わっ、わかってるよ」
ステラは衛兵を下げさせ、大きく重厚な扉を開けさせる
ステラ「お父様、お母様ただいま戻りましたわ!」
オルト「おぉステラ、途中盗賊に襲われたと聞いたが無事でなによりだ!」
ミリア「それを聞いた時は本当に心配したんですのよ?ところで、貴女の後ろにいる方はどなたかしら?」
ステラに紹介されるまで後ろに待機していようと思っていたが、ここで変に疑われても困るので逆にこちらから自己紹介をする事にする
シーナ「初めてましてシーナといいます、異世界から来て困っていたところを姫さまに拾われた者です」
オルト「なんと!異世界とな!?」
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