私…汚いのと臭いのは嫌いですわ…

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ステラ「リーゼ、もう少しでニルバラの丘が見えてきますわよね?」 リーゼ「そうですね、丘はもう少しで見えて来るはずですが…この辺りはゴブリンたちの住処になっていますので辺りを警戒して下さい?」 シーナ「なんだ、イール川からは意外と近いんだな?ところで、そのゴブリンってのはどの位強いんだ?」 リーゼ「そうだな…シーナと私位の強さなら1対1なら負けはしないだろうが…奴らは数が多いんだ、だから同時に4匹、5匹相手するとなると少し厳しくなるな?」 シーナ「そんなにいるのか…あまり出くわしたくはないな…」 ステラ「私も嫌ですわ…噂によると、とっても臭くて人間の女や子供をさらっては奴隷にしたり…犯したり…おまけに食べたりするらしいですわ…」 リーゼ「そうですね、街1番の美人が薬草を取りに行ったまま帰ってこないなどはよく聞く話です」 ステラ「怖いですわ…きっと私達も狙われてしまいますわ…」 リーゼ「大丈夫です!私がお守りしますから!」 両腕を摩りながら心底気持ち悪そうに言うステラと、所詮はザコと少し高を括るリーゼ シーナ「まだゴブリンに狙われているかもわからないんだし、早く通り抜けよう」 そう言いながら足早に通り過ぎようとしたその時 ガサガサ ガサガサ 会いたくないと思う時こそ、その期待は裏切られるもので、林からゾロゾロと沢山のゴブリン達が姿を現わす
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