そこを退いてくださる?

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「俺は椎名啓介、今は取引先から本社に帰る途中だったんだけど…ここはどこだ?そしてあんたは誰だ?」 「あら、自分から名乗るとは良い心がけですわね?シーナ?ここは私の父オルト・べルクロードが治めるベルクロード王国、そして私がその娘ステラ・ベルクロードですわ!」 ドヤ顔で話すステラを横目に腕時計をちらっと見れば、あのトンネルに入る少し前に確認した時間からまだ30分しか経っておらず、周りの景色や状況から見てもシーナはどこか知らない土地へ車ごとタイムスリップしてしまったようだった シーナ「名前…椎名なんだけど…ってこの状況でそんな事を気にしてる場合じゃないし、これって明らかにタイムスリップだよな…ステラ今は西暦何年なんだ?」 ステラ「この私を呼び捨てだなんて!普段なら許さないところですが…その容姿に髪の色…もしかするかもしれないし…今回は許しますわ!それより、そんな事もわからないんですの?今は西暦1450年ですわよ?そんな事よりあなたのその服装や髪についていろいろ城で聞きたいことがありますの、ついて来てもらいますわよ?」 ステラの言うとおり周りには日本人の様な黒髪の人がいなく、それが珍しかったからか城まで連行するといい出した
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