そこを退いてくださる?

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衛兵「さあ、こっちへ来い!」 シーナ「そんな強く引っ張るなよ!まだ行くなんて言ってないだろ!」 ステラ「あら、それならあなたはこのままここに1人でいるつもりですの?そんな丸腰で盗賊にでも狙われたらすぐにやられちゃいますわよ?」 シーナ「うっ、確かに…それに何もわからないままここにいても仕方ないし…わかった、城まで行くよ…」 ステラ「賢明な判断ですわ?」 衛兵「姫様、この鉄の荷車はどういたしましょう?」 ステラ「そうね、シーナこの鉄の荷車は動かないんですわよね?」 シーナ「ああ、燃料が無いから動かないよ?近くにガソリンスタンドでもあれば別だけどな?」 ステラ「ガソリンスタンドっていうのはよくわからないですけど、こんな道のど真ん中で動かないなら邪魔ですし仕方ないですわね?壊してしまいましょうか?」 シーナ「ふっ、そんな簡単に壊れるわけないだろ?」 ステラの連れている兵士の装備を見て、持っている槍や剣なんかで車は壊れないだろうと少し笑いながら言うと ステラ「はぁ~………光よ集え!!エナジーレイ!!」 ドゴォーーン!! シーナ「嘘だろ…魔法とかマジか…」 ステラ「あらシーナ、この程度の魔法で何を驚いていますの?さあ、早く城にむかいますわよ?」 シーナはステラが自分の乗って来た馬車に足早に乗り込む姿を見て、この時初めて自分が間違えていた事に気付いた そう、タイムスリップじゃなく異世界に迷い込んでしまったという事に…
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