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車を魔法で粉々に破壊した後、兵士が乗る馬の後ろに乗せられベルクロード王国へ向かう途中
シーナ「なぁ、もう腕の縄解いてくれよ?」
衛兵「ダメだ、お前が姫様に危害を加えたら困るからな」
シーナ「真面目な日本人なんだからそんな事しないって」
きつく縛られた腕の縄を解いてもらおうと営業スマイルで頼んでみると
衛兵「なに人でもまず、その笑い方が怪しいだろ!」
シーナ「チッ、見た目も頭も硬いやつだな」
衛兵「まったく口数が減らん奴だ」
シーナ「ところであんたらも姫様みたいな魔法が使えるのか?」
衛兵「あれ程の威力の魔法は並みの魔法使いには撃てないな、ましてや俺たちのような普通のナイトは魔力があっても魔法は使えん」
シーナ「へ~、みんながみんな出来るわけじゃないんだな?」
衛兵「そうだ、だから剣を極めて奥義を習得するのさ」
シーナ「ほう奥義か、じゃあ俺もなんか習得できるかな?」
衛兵「そんなひ弱な身体じゃ何年たっても無理かもな」
シーナ「やってみないとわかんないだろ?俺だって5歳からずっと剣道やってたんだぜ?」
衛兵「ほう、ならいつか手合わせ願いたいもんだな」
シーナは細身の体型で完璧にバカにされていたが、剣道をやっていたのは本当で、全国レベルの凄腕だった
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